1. 内径 (ID) と外径 (OD):
ID と OD はベアリングのサイズを定義します。のために 中小型深溝玉軸受 、内径は通常 0.6 mm ですが、外径はメートル系列では 9 mm 未満、帝国系列では 9.525 mm 未満になる場合があります。これらのサイズパラメータにより、ベアリングを取り付けることができるシャフトとベアリングシートのサイズが決まります。
選定の際には、ベアリングを適切に取り付けて安定して動作させるために、シャフトとベアリングシートのサイズに基づいて適切なベアリングの内径と外径を決定する必要があります。
2.耐荷重:
耐荷重はベアリングの選択における重要なパラメータであり、ベアリングが耐えられる最大の力を決定します。用途に応じて、ベアリングはラジアル荷重、アキシアル荷重、またはその両方の荷重に耐える必要がある場合があります。
選定の際は、装置の使用条件や想定される負荷の大きさに応じて、十分な負荷能力を持った軸受を選択する必要があります。
3.最高速度:
最高速度はベアリングが安全に動作できる最高速度です。深溝玉軸受は、摩擦抵抗が低く、高速であるため、高速用途に特に適しています。
選定の際には、高速運転時の軸受の安定性と安全性を確保するため、装置の動作速度に応じて十分な最高速度を備えた軸受を選択する必要があります。
4. 構造タイプ:
深溝玉軸受には、ダストカバー付き、ゴムシール付き、抜け止め溝付きなどさまざまな構造タイプがあり、用途に応じて構造タイプを選択します。
例えば、塵埃の侵入やグリースの流出を防ぎたい場合には、ダストカバー付き軸受やゴムシール付き軸受を選択することができます。軸方向の変位を制限する必要がある場合は、保持溝付きベアリングを選択できます。
5. 精度等級:
ベアリングの精度等級により、回転精度と摩擦トルクが決まります。高精度な動作が要求される装置には、高精度グレードの軸受を選択する必要があります。
選定の際には、装置の要求精度に応じて適切な精度等級の軸受を選定する必要があります。
6. 材料の選択:
ベアリングの材質も選択の際に考慮する必要がある要素の1つです。材料が異なれば、機械的特性、耐摩耗性、耐食性も異なります。
選択の際は、使用環境や装置の要件に応じて、適切な材質の軸受を選択する必要があります。